悪性リンパ種DLBCLの抗がん剤治療を7クール終えた母(70代)。抗がん剤治療中、ふとした腰を曲げる日常的な動きにより腰椎圧迫骨折を起こしてしまいました。抗がん剤の副作用を乗り越えあと少しというところで、、なぜ?原因は骨粗鬆症でした。
ベッドからの起き上がりが激痛で苦しむ母。少しでも寝起きが楽になればと電動ベッドをネットで検索検索、、。そして調べて調べて考えて考えた結果、私が選んだベッドがパラマウントベッドの楽匠Zシリーズの3モータータイプでした。調べてみて初めて知った電動ベッドの凄まじき進化。
実家の母の起き上がりの腰の痛みを1日でも早く楽にしてあげたい!と急いで手配。腰椎圧迫骨折の起き上がりの痛みなく起き上がることができるようになりました。本当にこのベッドのおかげです。
高齢化社会の昨今、4人に1人が骨粗鬆症になるという現実。骨折で寝たきり、痛みに悩まれている方、そんな家族がいる方に少しでも参考になればとブログにまとめておきます。
にしても子どもの幼稚園お迎えが、、少しずつまとめていきます。
骨粗鬆症〜悪性リンパ腫の抗がん剤治療中の腰痛
実家の母はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を患い、7クールの抗がん剤治療を受けました。様々な副作用はあったものの、日常生活に支障のない程度で過ごせていました。心配していたのは体重が中々増えないという点でしたが、減り続けるという訳ではなく、食事や栄養にも気を遣って生活していました。
がしかし、7クール目の治療中、
入浴してしゃがむ動作をしただけで、腰を痛めたとのこと。はじめはギックリ腰と言い張る母。6クール目の途中でも脇腹が痛むといい、これはヒビが入った時の痛みに似てる、、と本人も言ってました。(この痛みは安静にしていたら2週間程度でなくなったそうで)
そして痛みが続くので、骨密度検査をしたところ結果、骨粗鬆症になっていて成人の骨密度の53%しかないとの結果に。
母ももうすぐ治療も終わってひと段落というところだったので「骨粗鬆症」の診断に落ち込み気味でした。
私も色々と疑問が出てネットで調べる調べる。。
疑問その1「骨粗鬆症は抗がん剤の副作用なのか?」
母の抗がん剤治療は、R-CHOP療法(リツキシマブ+シクロホスファミド+ドキソルビシン+ビンクリスチン+プレドニゾロン療法)は悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)という化学療法。
その中でも、プレドニゾロンは副腎皮質ステロイドの内服薬であり、その一番の副作用が「骨粗鬆症」なのです。いわゆるステロイドの内服薬です。このステロイドによる骨粗鬆症のことを「ステロイド性骨粗鬆症」と呼ぶようです。以下URLご参考まで。
http://www.hosp.u-toyama.ac.jp/guide/special/treatment/pdf/20.pdf
これで謎が解決されました。母はもろに抗がん剤治療の薬のひとつプレドニゾロンというステロイドの副作用で骨密度低下に陥り、脇腹や腰椎の骨がもろく折れやすい状態だったのです。もっと早く知っていれば、、先生もケアする必要性を感じてくれていれば、、治療開始から骨密度を下げない対策を取っていれば、、と後悔の嵐。。
疑問その2「骨粗鬆症の治療法とは?」
これも調べまくりました。。何が一番効果的なの?調べても調べても結局?なのですが、、
骨粗鬆症の治療薬について簡単に要約すると。
- 昔はビタミン剤や運動、食生活の見直しなどの対処的な治療方がメインだった。
- 昨今飛躍して新薬が登場して活躍している、反面恐ろしい副作用がある。 メリットデメリットを考えると医者の中でも賛否両論。
骨粗しょう症の薬による治療 効果と副作用、治療期間、注射等のタイプ
結局母は、「顎の骨が壊死(えし)するケース」という副作用のある治療薬は母の歯の状況、がんサバイバーという中で選択したくなかったようで、以下の治療薬と対処療法を試している段階です。
- ビタミンD3「アルファカシドール」の内服
- 明治乳業のMBPを就寝前に飲む
- できる範囲での運動
疑問その3 骨粗鬆症の母の腰痛は圧迫骨折なのか?
母の骨密度の検査結果で骨粗鬆症がわかった時点で、母の腰の痛みの原因がなんなのかはわかっておりませんでした。がしかし、骨粗鬆症がわかった時点で、腰痛=骨折の可能性が高くなるわけです。
母の腰の痛み方は正しく↓と同じでした。痛み方でわかるようなので、腰痛で苦しむ方も知っておくべきかと!
痛みという症状にもいろいろあります。特徴的なのは「起き上がるときや
寝るときに痛い」という動作時痛です。圧迫骨折とは背骨が潰れることです。
潰れることで骨は噛み込み、それなりに安定します。なのでじっとしていると
それほど痛くありません。ところが体を動かすとこの噛み込みが微妙に動いて
痛みが出ます。ここが安静にしていてもジンジンと痛い手足の骨折と大きく
違うところです。
他には「トントンと叩くと響くように痛い」という叩打痛があります。
背骨が変形している場合、レントゲンだけでははっきりと骨折があるのか
見分けることが難しいことがあります。こうして叩打痛を確認することで、
圧迫骨折があるのかないのかを見極めることもできます。
結果、レントゲンではわからず、その後MRIを撮ってやっとわかったのが「腰椎圧迫骨折」でした、圧迫骨折とわかったのは、はじめに痛めてから2週間近く経っていました、、ギックリ腰と言い張った母も悪いのでしょうが、、もうだんだん病院に対する怒りやらなんやら、、いろんな感情がわきますよね。
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