小学一年生で、集団行動ができない、話を聞けない、授業に参加できない。。
親のしつけ不足が原因で起きると決めつけられている「小1問題」。
幼稚園、小学校の考え方が昔と全く違うのに気付いた私。
いろいろ調べた考察をまとめます。
「小1プロブレム」を知るきっかけ 幼稚園と小学校入学
幼稚園の頃の面談
特に他害や癇癪、立ち歩きなどはなく大人しいタイプの息子。
幼稚園頃は面談のたび、行動が遅い点を指摘されました。確かに家にいるときよりさらに、固まってしまっている状況を遠目で見てはため息をついておりました。
幼稚園の個別面談の際、現状報告されて落ち込んでいる私(親)へのフォローが全くないのです。あきらかに「あなたのしつけがなってない、家で練習してください。。」という姿勢なのです。
そして私は毎回「本当にご迷惑おかけしてすみません」と謝って帰る。
そして帰ってから、厳しく接することで自分と子どもを正そうとしてうまくいかず怒鳴って自己嫌悪。
小学校一年生の頃のとんでも先生・・
小1の頃、家庭訪問、学習参観と先生はいいところばかり言ってくれました。息子を認めてくれているんだと嬉しく思うもつかの間、、、
実際は先生は息子を毎日のように叱責しているのでした、、もちろん他の子も怒られてますが、、。
高学年向きの怒り方で、怒鳴ります。
1年で学年主任のクラスへ問題児は多めです。
収拾つかなくなったうるさいクラスを黙らせるために、大人しい息子を怒り、、ひょうきんな友達多めのうるさい集団や反抗するような子、すぐ泣く子へは注意は減ります。
自分の権力を示すために大きな声で怒って威嚇するために利用される。。
手順として1,2年で共通していたのは、
①みんなの前で怒ることで、この子は遅くていうことを聞かない子だとレッテルをはりターゲットとなります。(グループに属さない大人しめマイペースのびたタイプは選ばれやすいです)
②問題児をみんなで支えよう!手伝ってあげよう!と偽の思いやりの和を広げるよう促します。
どうしようもないうるさい席を立ちがちな子たち(ジャイアンタイプ)をお世話係として近くの席に問題児まとめられ、、、やる気にさせる、自信をもたせる?ことで静かに授業に参加させようと促す。。
③真面目な子たちのうるさい被害対策(ジャイアンタイプからの)にもなり一石二鳥なのでしょう。
しかし、これが「いじめ」のきっかけになるとは先生達も気づいてません。
例えば、その「お世話される対象」にレッテル貼りされた子が、テストで自分よりいい点をとっていたら、発表で的を得たことを言って褒められたら?お世話係に任命されたジャイアンタイプはどう思うでしょう?
筆記用具を隠したり、体操服を一時的に隠して移動教室を遅らせたり、陰でどうにかばれずに先生に怒られるように、しかもそれを面白がって仕組むという悲しい性格の子も現実多くみています。
本人が性格がおっとりなため嫌がらせに気が付かず、、気が付くとイジメの対象になっている。
まさか自分の成績や発表とかに嫉妬しているとは全く気が付かない・・。
それほど人の妬み僻みは幼少期から根付く。劣等感が強く、悪い法の機転が利くけど勉強は理解できない、、もしかしたらそういう子にも困難なことを言えずにいて特性があり、支援が必要なのかもしれません。
行動が遅い=のび太ではありません。じっくり考えていたり、勉強大好きな理解力の高い子もおおいのです。ただ切り替えに時間がかかる。言葉で丁寧に説明すれば納得する。
これからの教育は、詰込みでもゆとりではなく、今の時代にあった無駄を省いたうえで、得意分野は伸ばし、苦手科目はじっくりトレーニングしていくその子のペースに合わせた教育を検討すべきです。
これからの子どもたちが大人になる頃、如何に効率的に社会をうまくまわしていくかが課題となっていきます。
老朽化、人手不足、高齢化社会。
その大きな課題を少ない母体数で考え、実行し支えていかねばなりません。
今の大人の私たちが今議論して改革しなければ日本の未来、優れた人材が減る一方です。
子育ての常識は気が付かないうちに変わる、、
というのも、実母の世代の考え方と今の教育者世代の考え方が真逆なのです。
「昔は、小学3年生頃までどんぐりの背比べで差があってあたりまえ。色々その子その子で問題あるもんだから」。それが母親世代で担任の先生たち、何かあれば言われていた言葉。そして親同士もそういう考えで今もいます。なので、幼稚園での面談の話をすると
「そんなに心配しなくても、全然〇〇は大丈夫よ!」
「先生もあなたも心配しすぎよ~」
という回答が当然のように得られます。
これだけ聞くと、心配性扱いされて全然親はこの私の心配がわかってない!といいたくなるかもですが、よく考えてください。世代でその当時の考え方が違うのです。常識が違うのです。
「常識」というものは恐ろしいほど簡単に変わるものです。
昔の幼稚園、保育園、小学校低学年の先生たちはそう親にアドバイスしてたのです。
ふつふつと湧き出す疑問。。。
親である私は、本人がどうにか付いていこうと頑張っていることもよくわかっていました。人が多いと集中がそれてしまう。本人の動揺や不安もわかっているつもりでいました。
勉強も頑張ってついていこうとしていて意欲もある。
「なぜ先生達はもう少し長い目でみれないの?」
「なぜ親にも子どもにも不安をあおるの?」
という疑問が息子が幼稚園の頃からあり、、小学校入学によりさらに疑問は膨らみました。
私がはるか昔小学1年生だった頃より、遥かに厳しく団体行動を指導されていて、ドリルへの小さな落書きだけで授業が一時間なくなるなるほど怒られるは日常茶飯事でした。(他の子ですが)
そこでネットで調べてやっと納得できたのです。
それが2000年代頃から問題視されている「小1プロブレム」という考え方。
そして原因の一つに「家庭でのしつけが十分にできていない」と記載されてしまっているのです。。
これはどこ情報どこが発信して広まってるの?と言いたいくらい、、、読んだときは衝撃でした。
その根本の考えにより、家庭でのしつけのなさだと決めつけられていたことに納得がいきました。
とくに教育者達は考え方も右に習え、、
それが今の常識マニュアルなのです。
小1プログラムと幼稚園、小学校入学を振り返り
幼稚園できっと家庭で全然練習してないからとか、」甘やかしているとか、、そんな風にしか見られていなかったからあんな一方的なできないことを羅列された面談だったことに納得しました。家ではすんなりできると何度も説明しても全くそこから疑問に思ってくれたり、特性を理解してくれるようには全く見えませんでした。
小学校入学時も事前に幼稚園での様子。発達支援での内容、本人の特性を説明しておりました。
伝えたメインは、指示を聞き逃すことがある。特に大勢の中での着替えなどの作業が苦手で、時間がかかる。。聴覚過敏について。。です。
でもそんな相談も、「しつけや甘やかしされているんだな」くらいにしか捉えられず。
高学年向きの厳しめ先生のクラスで家庭でできてないしつけをしっかり植え付けてあげなければ!と認識のずれが起きていることに、後々気が付きました。
悩んでいる親にしつけをしていない親はいないんじゃないか?と思います。また兄弟でもすんなり自分からできる子もいれば、全然やりたがらない子もいます。
その子の抱えている特性を理解せず、思い込んだ認識、常識の恐さを知りました。
小1プロブレム のリアル。今と昔の違いを検証
遥か昔私が小学生だった頃と、息子が1年生~2年生そして現在3年生になった今、何が実際に違うのか、それも検証しようと思います。
違い①教室がうるさい。授業中も大声でしゃべる
ズバリそれは、、、クラスがうるさい。。です。
あんなにうるさくなかった。それだけは言えます。
幼稚園に関してはカオスなうるささだと思います。
昔は、家で暴れまくって笑いまくって、公園や秘密基地でバカやって、、
その分学校では、メリハリつけて落ち着いた子が多かったように思います。
そして今は、小学生中学年でも先生に物怖じせず、、男の子が特にストレスたまっているのか、、もうそれはそれはうるさい。。
最初の2か月くらいまで静かに様子を見てます。そして授業参観でも静かにしようと頑張ります。
でも、しっかりどこでうるさくしてもいいのか、だれ先生だと大丈夫なのか、どううるさくしたらスルーしてもらえるのか、だんだん知識を身に着けていきます。
とくに男子は仲間とつるんでうるさくします。ストレスを発散するようにしゃべっています。。
幼稚園、小学校がストレス発散の場になってしまっているように見受けられます。
違い②一人でいる子が多い
息子の教室の感じだと、休み時間、一人で本を読んだり、絵をかいたり、折り紙したり、、うろうろしたり、、そんな子が多いのは3年になった今も同じようです。
コロナ禍で子供同士のコミュニケーションが苦手で大人しい子達と、
保育園学童を得て子供同士のコミュニケーションは得意だけど、家で発散できない分グループでやたら騒ぎまくる子達と2極化しているように感じます。
違い③授業内容がハードスケジュールすぎ
年長、小1で、いきなり軍隊のように厳しい高学年向け先生が充てられる傾向があります。
それは「小1プロブレム」対策で、そうなったのでしょう。
以前より幼稚でうるさく、マイペース児童が増えているなか、やることが増えて、一日のスケジュールはキツキツ。
タイピング、プログラミング、英語、ローマ字の筆記、パソコンの操作説明。。
習字や工作、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、体育、、その辺は昔どおり、、
そうなると、先生たちはとにかくスケジュールをこなすことに必死になります。
そして、成績悪くてもスピードだけ速いだけで重宝され。早生まれやマイペースな子は本当に迷惑がられる。という現象がおきます。
そこで上記の、うるさい子どもたちは、要領がいいのでとりあえず言われたことはこなせます。
でもそこで空いた時間をしゃべる、うるさくします。
うるさくなると、性格は大人しめだけど聴覚過敏や繊細なの子達は、どんどん疲れてスピードダウンします。
今の先生は余裕がなく、考える暇もなく、
勉強できなくても行動が早い=うるさい子
よりも
マイペースだったりゆっくりな子のほうに目が行き、どうしても注意が集中します。
そうなると本当は害のない、勉強好きな子たちは、認められず否定され続け、自信をなくしていく。この傾向が今の教育現場でどんどん加速しているように感じます。
慎重に考えたり、繊細な素晴らしい感覚をもった真面目な子達がマイペース、遅いと言われ、クラスで迷惑な子扱いされる。。
(こういう子供たちは、ギフテッドと言われる、突出した能力を持っている子も多く、しっかり自分の考えや深い考えをもっている子たちが多いです。)
この2極化の昨今の傾向が、勉強できる子のほうがいじめられがち。不登校になりがち。という他国では珍しい日本の状況なのではないでしょうか。。。
小1プロブレム 原因と改善方法
原因はなんなんでしょう。
はっきり言えるのは家庭のしつけではなく、「家族との時間」が減っていることが原因だと思います。また、「しつけがなっていない」幼稚園の段階から始まる「改めてもらおう!」という根本の間違った考えにより、親へと伝わり、、子どもたちは大事な少ない家族との時間をさらに押し込められて、窮屈な思いをさせられ、反動が学校で出る、、という逆効果になっているのでは?とさえ思います。幼稚園、小学校の先生たちの考えを改めるべきです。
「しつけ」を強要するのではなく、もう少し家庭で子どもの話に耳を傾ける時間、楽しく騒ぎながらも遊ぶ時間を作ることを促すべきです。
そして、今の教育現場のハードスケジュールも原因の一つです。
あらたに追加された科目が増える現在、
本当にに全てが必要な学習なのか、内容を精査する必要性があります。
世の中がこんなに変化しているのに、学習内容は追加するだけでよいのでしょうか?
今の現代の子供たちの現状に合わない科目や難しい科目は、なくすか学年をあげるなどの対策をすべきです。そういった話し合いを、大人たちがないがしろにした結果、しわ寄せが、今の子ども達に影響し、その結果不登校増加に繋がっているのです。
ちびパクさんは、3年の今はとてもよい環境に恵まれています。
その結果自分の力で他の子と同じように普通級で頑張れています。
幼稚園の面談後の自分に言ってあげたいです。
「その子その子のスピードで成長するから暖かく見守ってあげて。そんなに怒らないで。」
「ちゃんと子どもはわかってる。そしてどうしても発散したい時は家族で付き合ってあげて!」と。
もしもパク子が考えるなら、、、現代版小学生授業
運動会が午前中になったり、修学旅行が日帰りになったり、
それは先生の働き改革であったり、保護者の負担削減で検討され実施されているかと思いますが、同様に、授業内容ももう少し文部科学省さん精査しないと↑の状況をそのままにしてはいけません。。文部科学省の方ぜひぜひ参考にしてください!(といっても、きっとここまできっと辿り着かない。。)
もしパク子が考えるならば、、、以下の内容を検討します。
小学校体育内容の変更
跳び箱、縄跳び、走り幅跳び、マット、鉄棒、
この機械体操って3年くらいまでのレベルで終わりでいいと思います。
今の子はストレス大です。心が疲弊している子ども達が楽しめる運動の時間にすべきです。
4年生からは、体をしっかり動かすを目的にした運動をできると、生徒ももう少し楽しめてストレスを発散することのできる時間にできるかと思います。
具体的には、
「ダンス」「ジョギング」「ヨガ」「体幹トレーニング」
もし選択制とするなら
サッカーや風船バレー(バドミントン)
みんなが楽しめる時間にすることで、その他の授業での集中につながります。
また運動をとおしてストレスを発散する学習をすることで、今後大人になってからの自分の心のコントロールという成長も期待されます。
小学校音楽の授業
いつまでリコーダーってさせるんだろう。。
先生たちも大変だけど家で教える親も結構苦労しています。人には得意不得意があります。
みんながみんなリコーダー吹ける必要性って全くないと思います。
ちなみにパク子は吹奏楽6年経験者でリコーダーは好きでした。
でもすべての子供に強要するのは違うと思います。
息のコントロールにはいいのかもしれませんが、
大きな声で思いっきり皆で歌う、音符をある程度読める、歌詞の意味を考える
いい歌に出会えることが音楽の授業では大事だと思います。
メンタルヘルスの面でも、歌うことで心の安定を図るって大人になった今もとても大事だと気付かされます。
小学生図工
図工は手先の器用さを磨くためにもとても大切な授業だと思います。
その反面、不器用な子は本当に先生へ迷惑をかけてしまう現状。
楽しい時間も手一杯では先生も生徒も楽しい時間ではなくなってしまいますね。」
先生の負担なくできないものか、、、
こればっかりは助っ人、大人の人数でカバーするしかないと思います!
図工サポートボランティア を高齢者でリタイアされた方から募集されることで、子ども達もそのボランティアの方々もきっと楽しい図工の時間になることでしょう。
習字
習字については、、、これはすみません。大人になって全く習字道具なども触らないので、、
私自身はいらない授業だと思っています。
本当に習字できれいな字を書けるようになりたいなら「習わせてください」でよくないですか?なんで学校でそこまで教えなきゃならないの? と思います。
硬筆だけで十分です。
算数
一番大切な授業ですね。
最近は分析 とかの観点からグラフと表が少し現代風になっている気がします。
ひとつだけ言わせてほしいのが、デシリットル(㎗)中学生以降、大人もめったに使いません教える必要ないのでは?
国語
国語は、「書く」力や文章能力を鍛えるためにあります。
漢字の量も覚えるのは多めですが、まぁこれは仕方がないと思います。
漢字の宿題は毎日ではなく、週3、絵日記(習った漢字を使う)週2でたまにタイピング形式も提出させるなどの宿題も今時な面白さを加えたり、先生たちの工夫を認めてほしいなと思います。
板書という無駄な時間を省く!
あと、教科書、ノート、黒板を使った授業、、
せっかくタブレットが配られているので、タブレット上でみんな平等に黒板の内容が見えるようにすべき。
そしてノートは例題を解くときだけ利用。
ポイント重要点は教科書に赤線を引かせるなど。
とにかくノートを取らせなくてはという無意味なプレッシャーは必要ないし意味がないです。
大事なのはその単元の内容を理解できること、例題が解けることです。
文字を書くトレーニング、は↑の国語や宿題で実力をつける。
口頭で言った内容、教科書に書いてある内容ををわざわざノートにまた書く時間を省くことで、本来の意味のある学習に繋がるはずです。早くこれだけは見直してほしい。 子どもたち苦しんでます。無駄な時間に。。。
オンライン(学校公開)授業参観で生徒に緊張感を!
授業中うるさい対策については、本当にどうにかしないと、、静かな子達の日々のストレスは計り知れません。。
先生たちも諦めなければ、次にすすめないほど、深刻です。。
なにが足りないのかというと生徒たちに緊張感が全くないのです。特に夏休み明けからクラスと先生に慣れ、どんどん声も大きく平気で授業中にしゃべる子、遊ぶ子多いです。
そして授業参観では、なぜかみんなわりと静か、良い子を披露します。
暴言まみれの先生もついでに大人しくなります。
そこで、解決策オンラインでいつでも親が授業状況を親が確認把握できるようにすべきです。
もしくは、学校を普通に保護者がいつでも見学できるようにオープンにすることです。最近全国的にも授業参観以外でもオープンスクールという形で、保護者にいつでも見学できるようにしている小中学校が多いです。 そうすることで、閉鎖的な空間をオープンにすることで、子ども達も緊張感が出て静かになり、先生も声を張り上げずに授業がすすみ、全体的に過ごしやすくなるのです。
保護者側は矯正ではなく、見たい親だけ確認できるように。
誰が見ているかわからない状況にすることで、子ども達も緊張感をもって授業に参加するでしょう。うちのちびパクも含めて、保護者にも授業の現状を知ってもらうことは、先生だけに負担をかけず的確な注意を家庭でするためにもとても大事だと思います。
授業中に大声を出してストレス発散している子達は、休み時間、音楽、体育で発散させる習慣をつけさせることができます。
ぜひ、たったこれだけの変化を小中学校でするだけで、不登校になりそうな子達の大多数が救われることでしょう。
オープンで、ストレスフリー、メリハリある学校生活を早急に私たち大人たちが作り上げなくては!
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