発達が気になる子の就学相談体験談

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発達検査に至った幼稚園時代

わが子は幼稚園で、家にいるよりもさらにスロースピードになって先生を困らせることが多かった様子。運動会などのイベントは問題なく参加、名前なども下手でも書けて、幼稚園でお友達トラブルも特になし。

問題はそのスローペースと一斉指示が通らないときがあること。
朝の制服→体操服への着替えが、、、ものすごーーく時間かかってました。

親にも原因不明なのですが、まわりの刺激のせいなのか?なにを考えてそうなるのか本当に不思議でありませんでした。今思うと、そのあとの遊ぶ時間が嫌だった?? などなにか原因も考えられます。
幼稚園は親が思う以上に無法地帯で小学校よりも幼児のみで教室にる時間が多く、信じられないことをしてくる子も中にはいます。
今となっては原因はわかりませんが、そんな状況を聞いて、私本人が心配になり発達の相談をしたのがきっかけでした。

挨拶もはきはきできて、どちらかというと礼儀正しい、真面目タイプの子。田中ビネー式では知能指数は86で普通級レベルとの診断。とりあえずADHDかなということで療育や発達支援を受ける体制を整えました。(親や幼稚園の困り度で診断されたようです)診断のラインはあるようなないような曖昧なものなんだとその時しりました。。。

早くに対応していて後から本人が困らないならいいかなと思い、年中から療育発達支援を受けました。(コロナ禍で頻度は少なかったです)。

本人も幼稚園で先生に毎日ダメだしされていて、いやになっていたと思うので、たくさん褒めてくれる療育や発達支援はとっても楽しみで自信を持てる場所になったようです。

普通級か支援級か?就学相談へ

幼稚園の年長の担任は、、少し理解がないというか園長のいうことを聞くことでいっぱいいっぱいな様子。そして園長が、、、「お返事は??」タイプの厳しめ子供本当に好き??というタイプ。
なんであんな幼稚園を選んでしまったのか、、今でも不思議です。

よく幼稚園を転園した話を聞くので、転園して楽しい幼稚園生活をおくらせてあげればよかったとも思います。(本人はあまり愚痴をいうタイプではありませんし、まさか違う幼稚園に行けるとは思ってなかったと思います)

そしてその担任の先生に相談したところ、支援級にいったほうが、、的な雰囲気でした。
その頃は、「いつもすみません」と申し訳ない気持ちで頭下げる親が定位置でした。

そして就学相談。幼稚園での状態など説明して本人と相談員が話す時間もありました。あと自己紹介?みたいのもあり、本人はウキウキ気分でハキハキやってました。

そして数週間後、「普通級」への結果のお手紙をいただきました。

まぁ私もはじめは「普通級」で本当に本人がついていけずきつそうな時は、学年が上がるときにまた考えようか、、という気持ちで入学へと至りました。

小学校3年になる今、普通級でよかった?それとも後悔?

そして入学してみて、

1年生 まさかのスパルタ先生

まず、普通級云々というより、、先生の壁にぶち当たりました。。
(事前に発達支援からもらった本人の特性と、対応方法資料も提出しています。。)

特性でスローペースでついていけないなどの特性がある点だけで判断されたのか、それはそれは恐ろしい高学年向厳しめ学年主任のベテラン先生が担任になり、
本当に1年生は過酷な日々、、でも優しいとき褒めてくれることも多かったですが・・。

特性を伝えた相手が「じゃぁちょっと厳しい先生にすれば、、」と考えられてしまうと、、うちの子のようなこの場合悪化の恐れもあります。悲しいことに診断して特性を伝えるだけでは、診断の意味も説明したことが逆効果ともなりかねません。
できれば合わないタイプの先生。(怖いタイプだと固まってしまう。登園拒否があった)とか(優しいタイプだということ聞かなくなって好き放題してしまう)とか幼稚園の様子から親が判断して小学校に伝えるべきだと思います。

でも1年のその担任は、息子は勉強はできて賢いので普通級で頑張れる!やればできるとのことで、、2年でも普通級を選択したのでした。

勉強面はどうにか私のサポートでどうにかなりましたが、
着替えに苦手意識のある息子を理解してくれない環境、切り替えが苦手で少し遅くなることに担任の先生が強く怒り、、より遅くなって、、という悪循環。。しまいには息子に言ってはならない言葉を言う日々が続き、私はもう堪忍袋の緒が切れて、教頭先生へ伝える流れとなりました。
そしてその際に2年の担任はもう少し理解のある先生、萎縮してどんどんできるはずのことができなくなるタイプのことをしっかり伝えました。

(詳しくは、1年の時に熱血先生で つづきを書きます。)

そして、2年生

教頭は転勤となってしまったため?か
まさかの、、ロッテンマイヤータイプの先生が担任(学年主任)となりました。
今時こんな先生がいるのか、、私が小学生の時当時でもいないタイプの先生で、子供を見下すような、、ロッテンマイヤーさんタイプ。。

もう私の心は折れてましたが、どうにか息子には前の先生よりは怖くなくてよかったね!と前向きな言葉かけをしていました。

(本人は1年では特に登校拒否などなく頑張って登校しました。)

2年では、先生が発達障害を理解しているようには一切見えず。逆に毛嫌いする。
差別的な行動に悲しくなることが多々ありました。
全てがそうではありません。一年の担任も2年の担任ももちろんいいところはたくさんあります。
でも、なんというか根本の考えが間違っている、理解が得られていないのをとても歯がゆく感じました。
二人に共通する考えは、

「どうせ親に甘やかされて、しっかりいう人がいないのだろう。だから自分が叩き直してやる」

そう言いたげなのです。
そして「平気でみんなに迷惑をかける生徒」 扱いなんです。

そして、大人しい息子、ぼーっとした息子を強く怒ることで、
うるさい騒々しいクラスみんなを黙らせるために利用されます。もっとやんちゃでうるさいこども達を黙らせる手段にいつの間にかなっているのです。常に忙しそうな口ぶりでストレスのはけ口にしているような時もありました。

そして2年の担任は特に診断されているのに支援級にいっていない「めんどくさい」存在としかみてませんでした。目の前のその子がどんな子でどんなことができて、どんなことが苦手なのか先生の目で判断せず、いわゆる「障害者」としてしか本人をみていないことに非常に悲しくなりました。

クラスには息子と同じような子、いろんな特性の子が診断はしていなくてもいる状況なのに、その古い考えの先生からはただレッテル張りをするためのものとしかみていない。
そんな先生がいることに、、今でも悲しくなります。

(詳しくは、2年の時のロッテンマイヤー先生でつづきを書きます。)

3年生 でやっとこさ、、

私が思い描く、普通の小学校の先生(まるちゃんのクラスの男の先生みたいな)誰にでも、おだやかなそして芯の強い先生が担任となりました。
本人は、褒められること。怒られないことでどんどん自信を取り戻してます。
緊張がほどよくとれたおかげか、どうにか行動面でも間に合わせようと頑張り普通に間に合うことも増え。そして学校への行き渋りもなく、毎日楽しみに今のところ学校へ行っています。学習も意欲的でいまのところついていけてます。宿題もどうにか1時間かかりますが前より一人で頑張ってます。(みんなと同じ内容を毎日してます)普通級です。

1~3年今振り返って思うことは? 支援級 or 普通級

うちの子の場合、普通級を選んだことに後悔はありません。
担任の先生次第でやる気が180度変わることを発見しました。優しい先生だと言うことを聞かなくなる子もいるでしょうし、上の1~2年の担任のような厳しめの先生だとシャキッとできる子もいると思います。
うちの子の場合、優しい先生穏やかな先生のほうが指示が通りやすく、怖い先生だと同じところで怖くなっていつも固まってしまう様子でした。

支援級でも合わない先生や少人数の子でも一緒に学習する子によってはトラブルも起きるでしょうし、、、

大事なのは、親が子育てへの自信をもつこと!
そしていつも子どもに共感して味方でいる。頑張っていない子なんてないんです。
なにか原因、特性、気持ちあって頑張れなくなっているんです。
そしてしっかりお互いの意見もこどものわかる言葉で伝えること。
そしてこどもはとても繊細で不安に包まれていることを理解する。

そして子どもの特性を理解したうえで最初の1年2年は特にその子にあった環境、先生を考えて伝えるべきだと感じました。

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